・Atik-383L+ -15℃,10分露出の12枚コンポジット,ダーク,フラット補正なし
・ZuikoDigital 150mmF2開放,バーダーHαフィルター(7nm)
クリックで1269×1681ピクセルに拡大表示
昨日は夕立も来ず,早い時間からスッキリ晴れていたので期待していたのですが
23時頃からは雲が多くなりました。
雲が通過したコマもありましたがもったいなかったので全コマ採用しています。
今回は,前回の「その-2」のほぼ真東を撮影していますが微妙に繋がりません。
γ星付近から撮り始めたのですが,それと「その-2」は重なり過ぎています。
計画性がなので重なりが多すぎたり足りなかったり。
モザイク化するテクニックはないのですが
どうせ撮るならもう少し撮影領域を決めてからスタートすべきでした。
マウント部などは組み立てたままなので,少し調整の余地があるようです。
(写真上部のピントが少し甘いようです)
課題もありますが,満月期の撮影としてはまずまずの成果でした。
・Atik-383L+ -15℃,10分露出の12枚コンポジット,ダーク,フラット補正なし
・ZuikoDigital 150mmF2開放,バーダーHαフィルター(7nm)
クリックで1269×1681ピクセルに拡大表示
先日アップしました,はくちょう座γ星付近を少し北側に振った領域です。
下端ギリギリにγ星が写っています。
メジャーなγ星付近から北に振った領域ですがこの当たりはガスが入り乱れています。
撮影した昨夜はほぼ満月でしたが
夏の月は南に居るのでこの方向のHa撮影ならあまり影響ないようです。
露出時間が長かったので下手な手荒い処理にも関わらずあまり荒れていないようです。
今夜は昨夜以上に良く晴れているのではくちょう座の散光星雲-3を撮影します。
・Starlight XpressSXV-M25C,5分露出の8枚コンポジット,ダーク,フラット補正なし
・40cmF12クラシカルカセグレン直焦点
・Mikage260赤道儀,FC-50+Meade DSI Proでガイド
昨日のブログで紹介しましたが日曜日に観測所の40cmで撮影したM42です。
何の準備?もなく思いつきで撮ったので,画面の縦横は天の赤経・赤緯から
大きくずれています。また赤外カットフィルターも付けていません。
日曜日はあまりにも素晴らしい天気だったので何としても写真を撮りたかったのですが
撮影出きる機材は,極軸調整と光軸調整が何とかすんだ40cmしかなかったのです。
無謀にも5,000mm近い焦点距離をFC50の400mmでガイドしましたが
8カットともそこそこガイドしていました。
赤外カットフィルターを付けていませんが,対象がM42のせいか色合いは
いいみたいです。中心部のトラペジュームが消えないよう処理してみました。
一応撮影できましたが,眼視で見ると光軸はかなりずれています。
主鏡は焦点内外像でそこそこ追い込みましたが,副鏡は接眼部から見て
同心円になるよう調整しただけで全く不十分です。
それでも写真はまずまずの結果なのでこれから光軸を追い込み
ワンショットカラーでM81などの大きな系外星雲を狙いたくなりました。
クリックで1263×1164ピクセルに拡大表示
・Atik-383L+ -25゜C,Ha:600S×8枚,ダーク,フラット補正なし
・タカハシTOA-150+TOAレデューサー,バーダーHa(7nm)フィルター
・五藤光学MXⅡ赤道儀,Atik-16ICでオフアキシスガイド
前後しますが土曜の夜に撮影した馬頭星雲です。
前日に続き最高の透明度でした。強かった風も収まってガイドも安定しています。
使っているバーダーのフィルターはゴーストやハローが少なくて良いですね。
このアングルでは邪魔な?アルニタクもおとなしく写っています。
(画面の下にちゃっかり写ってはいますがこれはフィルターが原因ではなそうです)
屈折の場合,Haでの撮影でも明るい星は収差で肥大して写るようですが
星の大きさ=明るさみたいで好きです。
シャープな反射で撮った写真とはまた違った趣です。
クリックで1263×1164ピクセルに拡大表示
・Atik-383L+ -25℃,L:600S×9枚,R,G:600S×3枚,B:600S×4枚
ダーク,フラット未補正
・タカハシTOA-150+TOAレデューサー,IDAS RS2 LRBGフィルター
・MXⅡ赤道儀,Atik-16ICでオフアキシスガイド
昨夜は風が強くてガイドが安定しませんでしたが初のLRGB撮影にチャレンジしました。
自宅での撮影ですが透明度が良かったので撮影した素材はまずまずと思いますが
処理が全く解りません。
レベル調整やデジタル現像をRGB合成前に行ったのですが
それぞれのさじ加減は適当で科学性は全くない写真?になっています。
フィルター径が小さいので周辺にケラレが目立つのでフラット処理も必須のようです。
初めてLRGBを撮影して驚いたのですが,LRGBフィルターは先のナローバンド以上に
フィルターごとのピント位置が異なるのですね。
撮影に使った鏡筒は以前ご紹介したフォカサーをつけているので
ピントの調整は簡単ですがリモートフォカサーなしでの撮影は考えられなくなりました。
自動導入,オートガイド,自動撮影,それにパワーフォーカス。
この内1つでも欠けるとリモート撮影はできません。
便利なものに慣れると元に戻れなくなってしまいますね。
クリックで1263×1164ピクセルに拡大表示
・Atik-383L+ -25゜C,Ha:600S×14枚,ダーク,フラット補正なし
・タカハシTOA-150+TOAレデューサー,バーダーHa(7nm)フィルター
・五藤光学MXⅡ赤道儀,Atik-16ICでオフアキシスガイド
昨夜は良く晴れていたのでバラ星雲を撮影しました。
先日のM42はTOA-150+レデューサー(Fl約840mm)でも収まっていましたが
バラははみだしてしまいますね。
早い時間に準備ができたので構図やガイド状況を確認しながら撮り始めました。
早い時間のカットは高度が低い事もあってガイドが安定しなかったので
ガイドミスの少ないカットだけを使うつもりで14カット撮りましたが
結局全カット採用しています。
明らかな撮影ミスがあれば捨てますが微妙な差の場合
捨てるカットと残すカットの境界を決め切れません。皆さんどうしているのかな~
22時過ぎから撮影してHaを取り終えたのが25時前。
まだ余力があったのでOⅢを6カット撮影して寝ました。
Haは単独でも楽しめるのでどうしても優先してしまいます。
OⅢは6カットなのでA.O.Oはどうなるかわりませんが後で処理してみます。
クリックで1263×1164ピクセルに拡大表示
・Atik-383L+ -20゜C,Ha:600S×9枚,OⅢ:600S×6枚,ダーク,フラット補正なし
・タカハシTOA-150+TOAレデューサー,バーダーHa(7nm),OⅢ(8.5nm)フィルター
・MXⅡ赤道儀,Atik-16ICでオフアキシスガイド
(OⅢ写野上部にかぶりがあったのでトリミングしています)
月も小さくなってきたので,A.O.O合成の練習を行うため
HaとOⅢフィターを使ってM42を撮影しました。
OⅢもHaと同じだけ撮影する予定でしたが途中で月が昇ってきたので6枚になりました。
月明かりの影響を強く受けるOⅢを先に撮るべきでした。
また,M42は中心部と周囲の輝度差が大きすぎて処理が難しく
練習で狙う対象ではなかったようです。
今回撮影に使った鏡筒の色収差はあまり大きくないのですが
それでもHaとOⅢではピント位置が100μm以上も異なります。
ピントは遠隔で再調整できるので特に問題ではありませんが
どういう訳か,OⅢの方のが僅かに小さく(写野が狭く)写っていて
両端では微妙に星像がずれてしまいます。
同じ厚みのフィルターを使っているので
焦点位置の違い=焦点距離の違いになるのでしょうが
星像のズレはそのレベルよりずっと大きいようです。