kasaiトレーディング様扱いのGS-200RCを入手しました。
ご要望が多い専用のアリミゾやフォーカッサー開発のためです。
早速,各部のつくりをチェックしたり,遠くの碍子に反射する太陽光で
光学性能をテストしましたが,いずれも素晴らしいようです。
恒星像は今夜改めて実際の星でチェックしてみますが
昼間の景色でもコントラストは高くピントもシャープです。
コントラストは9枚も配置された遮光環の効果が顕著に現れています。
クレイフォード式接眼部もリニアベアリングのようなもので保持されていて
ガタも無くしっかりしたつくりです。
これなら2~3kg程度の冷却CCDでも問題ないでしょう。
天頂に向けて接眼部に3kg程度の錘をつけても滑り出すことはなく
クランプの効きも十分のようです。
全てにおいて価格から想像するイメージを払拭させられました。
ただ直焦点では写真の状態でもピントがでません。
付属リング3個とドローチューブを最大に繰り出していますが
あと1cmほど出した位置が焦点位置です。
これはバックフォーカスを極端に大きく取った設計のためで
色々なアクセサリーが使えるなどメリットは大きいのですが
鏡筒の前後バランスは考慮が必要です。
眼視でも写真のようにアリガタの終端を固定してやっとバランスがとれる状態なので
接眼部に数kgのカメラなどが付くと前後バランスは全くとれなくなります。
レデューサーを併用すれば改善されますがそれでもバランス対策は必要です。
大型のGS-250RCは上記のバランスを専用のウエイトで解決していますが
GS-200RCは軽量のメリットを壊さないよう専用のアリミゾ(ダブテールサドル)
を開発予定です。
(GS-200RC付属のアリガタはエッジ角73度でビクセン規格の75度とは異なります)
また併せて,オフアキ内蔵のフォーカッサーの開発予定ですが
鏡筒の性能が良いので気合いが入ります。