スカイメモPで使う小型の極軸調整装置を探したところ,行き着いたのは
以前紹介した回転ステージやゴニオステージと同じ分野の商品でした。
ポーターブル赤道儀はハードに持ち回る事や都度極軸を合わせる事から
極軸中心を貫通した信頼できる極軸望遠鏡と高度・方位微調整装置は必須と思います。
メモPの極軸望遠鏡は,一旦ウォームホイールをフリーにし,回転させながら
調整すれば簡単で,レチクルでの調整なので一旦固定すればずれる事はありません。
高度・方位調整はカメラ三脚の雲台で行うのが一般的?かも知れませが
雲台で角度の分オーダーを調整する事は容易ではありません。
紹介する調整装置は上下3度,方位2度と調整幅は小さいのですが
今回の目的には十分です。
また,小型のガイドマウントとしても十分使えそうです。厚みはたったの18mmです。
各部の造りは回転ステージ等と同じで素晴らしく,上下のプレートは
回転・傾斜方向とも本体内に収めたバネで強力に引き合っています。
特記は方位調整を締めると,上下方向も固定する構造となっており
素晴らしいアイデアです。
高価なのが玉にキズですが,何時かはこのような調整装置を組み込んだ
ポーターブル赤道儀を作る予定です。
ウォームはU工業様からの供給を取り付けていますので夢ではないでしょう。
勿論極軸望遠鏡は軸内蔵です。