7月11日の皆既日食まで1週間ちょっとになりました。
毎回のように直前になると持って行く機材で悩み(楽しみ?)ます。
日食のときは新月だから日食前後の夜は星も撮れるかな?との期待から
今までは両立できるシステムを持って行きましたが
ほとんどの場合,星の撮影はできませんでした。
星の撮影だけが目的で出かける場合は
明るいうちに下見したり夜間の移動手段を準備しますが
日食遠征の場合はそういう余裕がなく,結局のところ街灯の影響などあって
まともな写真がとれる環境には恵まれたことがありません。
そこで今回は夜はあきらめて日食専用のシステムを組んでみました。
太陽撮影専用なのでアームの短いフォーク式です。
万が一のトラブルも考慮し6cmと5cmの2連望遠鏡としています。
各部の肉抜きや超軽量三脚の採用で,2台のカメラも含めた
機材一式の総重量は10kg弱です。何とか一人でも持って行けそうです。
なお,フォーク部の主要部品は商品化が遅れている50SYSTEMです。
フォーク部をアングルを変えてもう一枚。
星は撮らないはずの太陽望遠鏡に,なぜか(笑)極軸望遠鏡用の穴を確保したフォーク。
2本の鏡筒の間から北極星(今回は南天ですが)はちゃんと見えますし
鏡筒を外せば星野撮影もできないことは…………
写真は入荷したばかりのフォーク部を試しに組んだだけで
一部ネジがなかったり,見直し中のスカイメモPの駆動部は空っぽです。
** そのような訳で今年は7月8日から7月19日まで夏休みをいただきます。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いします。