初めてモノクロの冷却CCDカメラを買ったとき,フィルターはL,R,G,Bの4枚に
Hαをプラスした5枚で十分と思っていました。
ところが,自宅で撮れるHα撮影がメインになるとOⅢやSⅡフィルターを使った
AOOやSAO合成の疑似カラーも撮りたくなります。
そうなるとL,R,G,BにHα,OⅢ,SⅡを加えた7枚が必要になり
最初に購入した5枚装填できるフィルターホイールでは足りません。
L,R,G,Bはあまり使わないから入れ替えれば良いのですが
私が使っているIDASのゴーストレスフィルターは枠なしタイプです。
枠がないのでそのままでは持つこともできず手袋やピンセットも必要ですし
G,とBは2枚構成で2枚のフィルター間には間隙があるので
装填中に間にゴミが入ってしまえばまた分解しないととれません。
一度装填するととても外す気になれないほど大変な作業です。
と言うことで,L,R,G,Bカラーだけでなく,AOOやSAO撮影もと欲張るなら
最初から7枚装填タイプのフィルターホイールを選択した方が賢明のようです。
私は少し贅沢になりましたが,自宅のナローバンド専用フィルターホイールと
観測所のL,R,G,B撮影専用のフィルターホイールを固定して使う事にしました。
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先日,頒布のご案内しておりました,EFレンズ用マウントアダプターは
2mm厚のナローバンドフィルターも使えるよう試作からさらに1mm薄くしています。
カメラレンズの場合,L,R,G,Bカラーよりナローの方が楽しめそうですから。
実際にピントが合うかは入荷後の確認となりますが
光路長0の接続リングも準備していますのでたぶん大丈夫と思います。
例によって?遅れていますが今月中には完成予定です。