据付用赤道儀を自動導入に改造する場合,多くは出張作業になりますが
遠距離では,ご負担いただく出張費用が嵩んでしまいます。
そこで,モーター部の交換など,簡単な作業はお客様で行っていただくことを前提とした
改造サービスを行っております。
お客様の手で既設のモーター部やピラーパネル,電装品一式お送りいただければ
モーターの交換(軸サイズなどが異なるのでギヤの精密加工も行います)
新規パネルの製作,電装品は全て専用ケースに納めて納入いたします。
各部はコネクターでの接続になりますが,赤緯のモーター配線など
筐体へのケーブル貫通を伴う部分は,貫通処理を考慮しています。
基本的にお客様での半田付けや圧着作業は不要です。
写真は両軸電磁クランプ仕様のミカゲ260N用で5相のマイクロステップ駆動です。
価格はモータータイプや電磁クランプの有無など仕様によりますが
180,000円~320,000円程度です。
実はピラーのパネルは赤道儀の個体により寸法が微妙に異なっています。
そのためお送りいただいた現物を採寸し
厚手のアルミ板から削り出しております。もちろんシルク印刷付きです。
ピラーパネルの機能を電装品と一緒に別のボックスに収めれば
このような面倒な作業が省けますが
オリジナルの外観を大切にしたいのでこのような方法を採っています。
なお写真の電装品を納めたケースが縦長なのはピラーの開口サイズ
から決まったもので,これも個体によりサイズを変えています。