カメラレンズでの天体撮影に要求される精密なピント合わせと
そのピント位置の保持をサポートするツールを開発中です。
写真はEF100mmF2.8L MACROでの評価用として試作したもので
ボールベアリングで保持された超小型送りステージをレンズ上部に配置し
その平行移動をヘリコイドリングに伝えピントを調整/ロックする仕掛けです。
タイミングベルトを応用し平行移動をヘリコイドの回転力として伝えていますが
送りネジのストロークがきめ細かい事から微妙なピント位置の調整ができます。
また,この送りステージは送りツマミの反対側はロック機構になっているので
ピント位置の固定もできます。
苦労して合わせたピントが不用意にずれてしまう事がありません。
このEF100mm MACROレンズ用は安定性を増すためバンド幅を広くしたうえで
縦横構図の切り替えができるようにして専用品として開発を進める予定です。
またレボルビング装置と組み合わせたMFAも平行して開発いたします。
レボルビング装置のカメラプレートに送りステージをつけるのですが
板バネでレンズに押しつける機構を採用し,ある程度の汎用性を持たせる予定です。
EF100mm MACRO専用は18,000円程度(バンド式の三脚台座付)
レボルビング装置用の汎用タイプは10,000円以下での商品化を目指します。