MC200赤道儀は初期~第2プロトタイプでのテストを終え製品仕様が完成しました。
初期~第2プロト~製品仕様では各部を改良しておりますが
極めつけは,MC300同様のキャリングハンドルを採用したことです。
MC300に比べれば半分ほどの重量ですが,それでも10kg以上の金属の塊まりを
腰の高さまで持ち上げるのですから重要なアイテムと思います。
暗いところで不安定な形状の赤道儀を扱うのですから
是非付けて欲しいとのリクエストにちゃんと応えてくれました。
赤緯ハウジングの形状を大きく変更したのでかなり大変だったとの事です。
MC300などと同様に床に立てたまま置けるのもメリットです。
これはMC200用のウォームホイールとギヤです。
両軸とも直径105mmの超超ジュラルミン製のホイールと
スチール製のギヤを採用しています。
ちなみに105mmは,ビクセンAXD赤道儀の赤緯用とほぼ同じ大きさで
EM-200やNEW ATLUXの90mm(何れも両軸とも)に比べると一回り大きくなっています。
本国で20cm反射鏡筒などを同架し撮影テストを行っておりますが
近日中に私のところでもピリオディックモーションなどのテストを行う予定です。
(本国での確認結果は±7秒角程度のモーションです)
以下はMC200のプロトタイプ+GSO製20cmF4(コマコレクター付)+ST10XMEで
試写したM63の写真と(未処理,クリックで2184×1472ピクセルに拡大します)
テスト撮影風景です。
MC200の購入に関するお問い合わせは天文ハウストミタまでお願いいたします。