先般開発状況をご紹介しておりました新型自動導入モータードライブの
AGS-1Sが完成いたしました。
パソコンとの接続はUSB化を図りながらも,AGSシリーズ中堅の
AGS-1nの機能をコンパクトなケースに凝縮しました。
AGS-1nと同じクラスのをドライバー採用しておりますので
最大3Aまでの相電流に対応します。
PK269クラスの大型モーターでも駆動できます。マイクロステップは16分割です。
駆動方式は高速特性の優れたユニポーラー方式で,12Vでのご使用でも
十分な高速特性を発揮します。
(電源電圧12Vに於いて,PK-243クラスで50kPPS程度まで応答。
恒星時駆動周波数を100PPSとした場合最高500倍速程度まで追従)
また今回は,日本パルスモーター社のご協力で高速タイプの
PM型モーターも採用しました。
ビクセン社製GP-D赤道儀用は,リーズナブルなPM型を採用しお手頃な価格で
ご提供します。
このモーターはPM型でありながら,マイクロステップの中間精度は非常に高く
驚く程の低振動駆動です。
また高速駆動特性も素晴らしくHB型より高速の60kPPS以上まで追従いします。
(16分割マイクロステップ時)
当然ですが,常時駆動しない赤緯側は電流をカットするなど
省電力設計ですので恒星時駆動時の消費電流は350mA程度です。
(PM型HB型いずれのステッピングモーター使用時でも,電源電圧12V時)
さらにオートガイダーとの接続も含め,集合ケーブルを採用しました。
このコネクターとUSBケーブルを接続すればセットアップ完了します。