初代アトラクス赤道儀の高速自動導入化及び低振動化のため
ステッピングモーターの交換作業を行いました。
目的はモーター交換ですが最近のモーターは外形が変わってしまい
狭いスペースに納められたアトラクスの場合は簡単にはいきません。
以前は丸かった外形が最近は全てと言って良いほど四角なっております。
同じ取付面積で出来るだけ高いトルクを出すため,ステータの鉄心を
大きくするのが目的なのでしょうが,限られたスペースに組み込まれた
アトラクス赤道儀に於いては大変な作業になります。
四角いモーターを収めるには数点のパーツをフライス加工しま
すがそのためには,赤道儀の全分解が必要になり
結果的に同時にオーバーホールを行う事になってしまうのです。
写真は全分解時に部品を並べてみました。
先日のJP赤道儀と構造の違いを比較するのも面白いですね。
写真下方の中二つが古いモーター,両端が交換後と交換前のモーターです。
なお,上記の理由からメーカーではモーターに関する修理は受け付けない
との事です。