殆どの赤道儀ではオーバーホール後に極軸望遠鏡の指標目盛りの調整が必要になります。
タカハシの赤道儀は極軸=極軸望遠鏡となっているものが殆どですので
分解して光軸はずれませんが,極軸望遠鏡内の目盛りと子午線を合わせる
指標位置は分解でずれますので再調整が必要になるのです。
この調整にはビルや鉄塔など,地上の鉛直な物体を極軸望遠鏡で見ながら
調整するのが簡単ですが,そのためには極軸をほぼ水平にしなくてはなりません。
ここで問題なのが古い赤道儀等は極軸が水平にならず地上の風景が見えないのです。
そこで登場するのが極軸指標調整専用台座です。
難しい説明でしたが要は赤道儀ごと極軸を傾けるだけの台座です。