ASCOMに対応したドイツ製汎用モータードライブのMTS-3は
Star Light Laboratoryで紹介されていましたが,
先日,西はりまで開催された星空研究会で実物を拝見しました。
LX-200コマンドを採用しておりますのでメジャーなプラネタリウムソフトと
リンクできます。
無振動の1/64マイクロステップ駆動やバックラッシュ補正機能などが
驚くほどコンパクトなボディに凝縮されています。
これほどの優れ物を放っておくわけには行きませんね。早速入手しました。
英語(ドイツ製だが取説は英語)が苦手なためすべての機能をテストできた
訳ではありませんが,やはり期待どおりの製品です。
国産赤道儀で実際にフィールドで使うにはそれなりの機能の付加が必要ですが
(たとえばオートガードケーブルの接続方法やEM-200の極望照明機能など)
古い赤道儀をASCOM対応にするには最適なモータードライブでしょう。
早速手持ちの各種モーターで電流や高速特性の確認を行いました。
モーターの電流の調整はPWMのデューティ比を調整する方式を採用し
定電中チョッパーではないようで,モーターの選定には少し注意が必要です。
モーターの選定や各種赤道儀への取付金具,モーターケーブルの製作
には専門的な技術が必要となります。
そこで既にAGSシリーズ用として販売しております国産赤道儀用のモーター
ユニットをMTS-3用としても販売することにしました。
当面はSP/GPシリーズ,EM-200,Jシリーズ用を準備します。
MTS-3本体の取り扱いやサポートは行いませんが,以下のサイトで詳しく
紹介されております。また取説の日本語化も検討中との事です。