ルーリン彗星は,2月24日の地球再接近前後を狙っていたのですが
2月19日の撮影を最後に,ずっと天気が悪かったので諦めかけていたのですが
何とか晴れそうな予報だったので観測所に出かけました。
本当はこのところ滞っていた観測所の建設作業が主目的でしたし
天気予報もイマイチだったので,撮影はあまり期待していませんでした。
が,なんと1日の夜は快晴で素晴らしい透明度でした。
40Dの暗いファインダー越しにでも尾がハッキリ見えていたので
導入~構図撮りも容易でした。
写真は400mmのノートリミングですからかなり尾が伸びているようです。
今回はいつもの彗星専用?Zuiko250mmF2と
ZeissのTele-Apotessar400mmF4で撮影しました。
紹介する写真はTele-Apotessar400mmF4で撮影したもので
いつもの通り,JPEG1枚を簡単に処理したものです。
レンズ:Tele-Apotessar400mmF4→絞りF4(ノートリミング)
カメラ:EOS40D ISO1600
赤道儀:P-2(自動ガイド)
撮影日時: 2009.3.2 01. 01.19~露出360sec
彗星とは関係ありませんが今回の撮影でP-2の高精度を再認識しました。
2月19日はバランスシャフトを忘れたためGP-Dで撮影しましたが
250mm,120秒でも流れたコマがありました。
GP-Dのピリオディックモーションの実測は±10秒強ですからギリギリ
でしょうが,今回のP-2は400mm360秒でもほぼ点像です。