昨日に引き続き,新型軽量三脚(PTP-2)の話です。
この三脚はカメラネジ対応なので
タカハシのH-40やスカイキャンサー赤道儀はそのまま取付られます。
軽くて強い・海外遠征時の携行性が良いなどの特徴に加えて
今日ご紹介したいのは,極軸高度の調整機能です。
H-40やスカイキャンサーなど,極軸高度の微調整機能がない機器での
使用時は非常に有効な機能です。
また,スカイメモR等三脚取付面が水平な機種用の傾斜ウエッジも
31度と35度の2タイプをラインナップします。
35度はともかく,なぜ31度なのか?
そうです。これは上海市南部やジョウシ列島の緯度なのです。
正確に31度に加工しているのでこの機能を使って架台面の水準を取れば
あとは方位の調整だけで日食撮影には十分な精度です。
方位だけなら太陽のずれる方向で簡単に追い込めます。
31度傾斜ウェッジは三脚に高度調整機能があるので
今回の日食のあとでも日本国内で使えます。
またオーストラリアのワディファームの緯度も偶然にも31度です。
この調整機能付き脚はオプションで1本当たり3,000円アップ
傾斜ウエッジは8,000円(数量限定)を予定しています。