以前HP上で少しだけ紹介していましたピント位置読みとり装置ですが
実験を再開しました。
今回は実際の鏡筒にセンサーを取り付けて,ダイヤルゲージとの比較です。
設定にもよりますが,ドローチューブの移動量1mm当たり1,000カウントほど
読みとれるので,計算上は1ミクロンの分解能があります。
測定器の指示ドリフトや各部の撓みなどを考慮しても,その1/10の
10ミクロンの精度は得られそうです。
F4~5の光学系の場合,ピント位置の10ミクロンは,星像ではその約1/4
ですから十分な読みとり精度でしょう。
なお,距離センサーは汎用の安価なもので,計測できるストロークは
2mmと小さいのですが,ピントの追い込みには充分かと思います。
今回比較に使ったダイヤルゲージ式の読みとり器は友人の自作品で
素晴らしい出来です。(ステーを固定したファインダー用アリミゾも自作)
遠隔で読みとる必要がなければこの方法がベストですね。
ただ遠視の私は暗闇でダイヤルゲージを読むのはかなり辛いようです。