上海沖のジョウシ列島で観測した日食は雲に阻まれ残念な結果となりましたが
雲南省~四川省の山々は好天に恵まれ最高でした。
最高海抜4,700m(平均海抜3~3,500m)の高地を8日間
バスの走行距離は実に約3,300kmという旅になりました。
上の写真は最終目的地の四川省稲城県の並丁(海抜4,000m)で撮影したものです。
海抜6,032mの仙之日雪山にかかる夏の銀河です。
サソリのシッポ付近で星明かりで山肌がうっすら白く見えるのが仙之日雪山です。
クリックで拡大(972×648ピクセル)します。
12日間の旅行中,雨に遭ったのは22日の日食当日だけとは皮肉なものです。
昨年に続き,2回連続で満足な日食を見ることができませんでした。
思えば初チャレンジは今回の1サロス前のハワイ日食。
このときは直前に曇られて日食病が発症したようです。
日食病は挑戦して見られないと発病し,それを繰り返すと重症化する気がします。
星野写真の撮影データ
・撮影地:四川省並丁(海抜4,000m)
・カメラ:EOS40D(ノーマル),ISO800
・レンズ:EF-S10-22mm
・露出:300秒
・赤道儀:SKYMEMO-P改
・JPEG 1枚の画像を軽く画像処理
最後に並丁自然保護区の写真です。
咲き乱れる花々や冠雪した山の風景は正にシャングリラでした。