・Atik-383L+ -25度C,10分露出の6枚コンポジット,ダーク,フラット補正なし
・Zuiko250mmF2開放,バーダーHαフィルター(7nm)
・MXⅡ赤道儀,FC-50+Atik-16ICでガイド
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ロックナットの締め具合でスケアリングがズレることは先日のブログで紹介しましたが
そのことに気づかずフォカサー側でスケアリングを触っていたので
一端原点にかえり「調整0」で撮影してみました。勿論ロックナットは使っていません。
結果は全面でほぼ満足できる星像になったので
このシステムでは積極的にスケアリングをいじる必要はなさそうです。
F2のカメラレンズですのでHaでも星像は歪み,特に周辺部は顕著ですが
これはスケアリングの影響ではないようです。
ピントをずらしながら試写しましたがほとんどかわりませんでした。
またカメラを回転しても星像に変化はないので少なくともカメラのCCD面が傾いて
いるようなことはないようです。
(F2の深度とこのレンズの最小星像,及びピント合わせ時の移動量から推測して
50μm程度は許容できる(わからない)と思います)
厳しく言えば4隅の星像が均一でないので少しの調整余地はありそうです。
たぶんレンズ側に問題があるのでしょうがスケアリング調整で直るかは微妙ですね。
なにせF2の開放ですから。
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写真は昨夜撮影したのですが,24時頃のドーム内の気温は13度ほどでした。
寒かったのですがカメラは余裕で-25度まで冷えていました。
他にSH2-216と言うぎょしゃ座にある,丸く広がった淡い散光星雲を取りましたが
2時間でも全く歯が立ちませんでした。