前回に引き続きAstroDreamTech社商品の紹介です。
手前の黄色いコントローラーはMorningcalmシリーズ赤道儀共通の
HUBO-i Telescope Controllerです。
写真のものはDCサーボモーター用ですが
近日中にステッピングモーター用が届く予定です。
導入精度を高めるための多点アライメント機能や
リモート操作を考慮した安全装置,多点パーク機能などが内蔵されています。
また,彗星や人工衛星も追尾できるなど多機能で,もちろんASCOM対応です。
奥のレンズは先日ご紹介しましたEDガラスを使った3インチのWynneコレクターで
F4のパラボラ鏡に最適化されており合成F値は3.6になります。
観測所の40cmカセ(主鏡はF4)の改造用に入手しました。
他にも他社製赤道儀用ピラーも作っています。
下の写真は一番小型のもので,Pentax65用特注ヘッド仕様です。
このピラーを使ったEM-10(11)用や
上位機種を使ったEM-200用などが韓国で人気とのことでした。
全機種とも3本の脚部がピラー内に格納できる構造です。
Pentax65赤道儀の横は,Morningcalmシリーズ2番目に大きい500GEで
25~30cmクラスの反射を搭載できる据え付けタイプです。
Pentax65と比べるとその大きさをご理解いただけると思います。
このMorningcalm 500GEはMS-5を一回り大きくした程度ですが
重量はMS-5と殆ど同じなので(赤経体:23kg,赤緯体:20kg)
人力でも据え付けできます。
このように,AstroDreamTech社はさまざまな商品を開発しておりますが
K-ASTECとしては当面,Morningcalm 300GEの国内販売を行う予定です。
赤道儀は重量物なので輸入品の場合,故障対応やメンテナンスが大変なので
全てを国内で行える体制を整える予定です。
また,落雷等により赤道儀の通信系統が故障した場合などを考慮し
お客様で電気系統のみを簡単に取り外せるよう考慮する予定です。
据え付け調整された赤道儀をお送りいただかなくても
電気系の修理ができればと思っています。