今回はMC300赤道儀の設計者でもある,AstroDreamTech代表自らが
赤道儀の評価のためモンゴルへ遠征されたのでその紹介です。
自身で設計した赤道儀の使用感や写真性能は
ご自身で確かめると言うスタンスのようです。
機材は,MC300とPentax125SD-HFの組み合わせですが
航空機での移動なのでバランスウエイトは砂と水を入れたペットボトルで
代用しています。水の量で微妙なバランスを取るそうです。
MC300はウエイトが少なくてバランスが取れるのが特徴ですが
よくご理解いただけると思います。
125SD-HFには重たいカメラやガイド鏡それに
鏡筒前後のバランスを取るための鏡筒ウエイトまでついていますが
写真のペットボトルでバランスが取れています。
航空機での遠征とまでは行かなくともウエイトの量が少なくていいのは助かりますよね。
それにしても緯度が高いですよね。この時期のモンゴルは夜が4時間も無いそうです。
以下はそのときの撮影されたアイリス星雲付近です。クリックで大きくなります。
さらに大きいサイズやデーターはご自身のHPに掲載されています。
急激な温度変化でピントがずれたとのことですが,手でこれだけピント合わせが
できるのは凄いですよね。ちなみにLで合わせたらR,G,Bはそのままでいいそうです。
PENTAX125SD-HFはシャープで色収差も少なくお気に入りとのことでした。
(ご自身のテストでは105SD-HFや75SD-HFよりずっと高性能とのことです)
一番肝心なMC300でのガイドが完璧なこともみてください。
遠征先で800mmを完璧にガイドするのは容易なことではありませんからね。