発売準備中のレボルビング装置はジンバル雲台との相性が良く
写真のように極軸オンリーのポータブル赤道儀
(極軸のみで赤道儀と呼べるか疑問ですが)と組み合わせると快適です。
ジンバル雲台は本来,カメラレンズにレボルビング機能がついた
超望遠レンズで使用するものですが,写真のような極軸オンリーの
ポータブル赤道儀との組み合わせた場合
赤径と赤緯軸相当がクランプフリーで回転でき構図の決定が楽になります。
ただ標準~広角レンズ自体にはレボルビング機能がないので
自由雲台に頼らざるを得ないのですが,ジンバルと自由雲台を組み合わせると
重心が著しくズレるため実用になりません。
その点,このリング式のレボルビング装置とジンバル雲台の組み合わせは
重心のズレも少ないため3つの回転をほぼクランプフリーで行えます。
(写真のカメラボディとレンズの場合,極軸側はややカメラ側が
重たくなっていますのでハーフクランプでないと回転します)
現在,発売記念セールとして1月末までは
レボルビング装置単体は25,500円でご予約の受付中ですが
期間中は写真のBENROのPH-1(P)とのセットを59,500円でご提供いたします。
システムをシンプルにして価格を抑えるためと
重心位置を極軸の延長上に近づけるため
ジンバル雲台からクイックリリースクランプ部を取り外し
専用の金具でレボルビング装置を固定します。(写真は試作品)
取り外したクイックリリースクランプは重心を抑えるためにZ字状に加工した
金具経由でレボルビング装置の回転部に取付ています。
この構成はネジ1本で元に戻せますが一旦分解するため
ジンバル雲台(海外正規品)の保証は無くなることをご了承ください。
写真のカメラを付けたクイックリリースプレート(PL-85)も付属します。
なおレボルビング装置の固定は天体望遠鏡で採用されている35mm間隔と
BENROのクイックリリースプレート(アルカスイス規格)に対応します。
レボルビング装置と組み合わせるクイックリリースプレート等
一部のBENRO製品もお取り寄せいたします。
今回ご紹介のシステムでは極軸望遠鏡が使えませんが
スカイメモやGPガイドパックに装着するジンバルシステムも開発中です。
こちらは極軸望遠鏡が使える構造です。
さらにドイツ式になりますがH-40専用のシステムも準備中です。