いずれも既にご紹介したものですが,少し進展したので再度ご紹介します。
まず,日食撮影用ジンバル雲台は写真のように極軸望遠鏡もつけて
商品化することとなりました。
この日食撮影用ジンバル雲台は,写真のような500mmクラスの望遠レンズや
5~7cm程度の屈折望遠鏡での日食撮影用として作ってみましたが
予想を越える強度に仕上がりました。
使用しているTG汎用微動装置は,6cmクラスを余裕で搭載できる
タカハシ製ガイドマウントの一部なので当然かも知れませんが
実際に触れてもらった方が驚かれるほどの強度です。
シンバルも含めた重量は約1.7kgと軽量ですが
写真の望遠レンズとカメラボディ(合計3kg)でも余裕です。
写真の状態でほぼバランスが取れているので
ハーフクランプ状態で対象の導入が行えます。
日食の撮影には極軸望遠鏡は不要ですが
この強度なら安心して星野写真も撮れるので極軸望遠鏡をつけました。
写真では片側のみの保持ですが,商品は前後2カ所をフレームに固定し
完全に光軸を調整した状態で出荷します。
また暗視野照明装置の電源は専用AMD(オートガイド対応)から直接供給します。
(写真は,専用のAMDは特注モーターの都合で未装着状態。追尾テストのため
仮の駆動装置をつけています。また商品にはアルミ製のギヤカバーがつきます)
発売時期は特注モーター手配の都合上,4月末を予定しています。
価格は写真のジンバルも含めたセットで90,000円前後を予定しています。
(この商品は直販の予定はありません。ご購入方法などは後日ご案内いたします)
写真の三脚と高度調整装置は付属しません。
確定ではありませんが,適合する三脚と高度調整装置の販売も検討中です)
次はマイクロフォーカスアジャスター(MFA)ですが
上の写真のように板バネでレンズにステージを押し当てる方法としました。
板バネはBENRO製のクイックリリースプレート(QRP)に固定するため
QRPの併用が前提となります。(QRPは無加工で取付可)
板バネを使っているので,手でバネを押し下げると噛み合いが切れて
通常のピント合わせができます。
レンズ(ヘリコイド部)の直径に対しては,間隔調整用スペーサーと
バネのタイプ(曲げ角度が異なる2タイプを準備予定)で対応します。
また,ヘリコイドの前後方向の位置にはクイックリリースプレートと
カメラの取付位置で対応します。
近日中に取付確認用の資料をHPに掲載いたします。
発売開始は4月始めの予定で
価格は100mm長のQRP付で13,000円程度を予定しています。
またレンズによってはタイミングベルトの突起が合わないので
レンズへ張り付けるためのタイミングベルト(長さ5cm程度にカットしたもの)
が付属します。
レボルビング装置との併用もできますがQRPを使わない
レボルビング装置専用品も準備中です。(使用レンズは限定されます)