このところ各社から,ポータブル赤道儀が相次いで発売されておりますが
完全なブームになっているようです。
特にビクセンのポラリエはショップに入荷してもすぐ売れ切れるほどの勢いとのことです。日食も大きく後押ししているのでしょう。
そこで流行に乗り遅れないよう(笑)手持ちの材料でポタ赤を組んでみました。
赤道儀と言ってもジンバル雲台に
スターベースさんのTG汎用微動装置とモータードライブを組み合わせただけです。
(写真はモーター部を仮につけただけのイメージ状態です)
ジンバルの場合,一般のポタ赤ではカメラの取付位置が北に偏りますが
少しでもバランスを良くするようモーターも含めて直線状に配置し
全体を南側にシフトしてみました。
長手方向に延びていますが,幅は小さいので遠征には便利な形状かと思います。
小型ですが上記のような小口径の望遠鏡(FC-60)なら十分すぎる強度です。
三脚に付けた高度・方位調整装置との着脱は
アルカスイス規格のクイックリリースプレートで行います。
以下は高度調整部から取り外した状態ですが
どちらかと言うと追尾機能つきのジンバル雲台ですね。
上記の赤道儀はお遊び感覚で作っただけですから
現時点では商品化の予定などはありませんが
ポラリエなどでご使用いただける小型の高度・方位調整装置は検討中です。
また,先日もちょっと触れましたが
ポータブル赤道儀用として段数を減らした特注のフラット三脚も計画中です。
(段数:2段,パイプ径:32.5mm,1段当たりの長さ600mm,重量:1.6kg 全て計画値)
これもコストの問題等で商品化できるかは微妙ですが
現在メーカーでサンプルを製作中なので
もしかすると近いうちに試作品をお披露目できるかと思っています。