先ほどお客様から,ポラリエでレボルビング装置は使えないのか?
とのご質問をいただきました。
ポラリエなどの極軸のみのポータブル赤道儀では
自由雲台が赤緯軸相当とカメラの回転を受け持ちますが
ポラリエ(極軸のみ)+レボルビング装置では赤緯軸がないので使えません。
またポラリエ+自由雲台+レボルビング装置では
極軸廻りのバランスが取れずレボルビング装置のメリットが生かされません。
新たに赤緯相当の回転軸をつける方法もありますが
その場合,コストや極軸側のクランプをどうするかなどの問題もあるので
自由雲台で対応できないか検討してみました。
できるだけコストを抑え実用性のある解決策は
上の写真のように自由雲台のボール部にバランスシャフトをつけて
自由雲台を赤緯の回転と極軸側のクランプフリー回転のにみに制限する方法です。
改造はボールの底面にバランスシャフト用のタップ加工と
ハウジングにこのシャフトが貫通する穴加工で30分もあれば完成です。
バランスシャフトがハウジングを貫通してボールにねじ込まれているので
ボールは赤緯軸としての回転しかできなくなっています。
構造上バランスウエイトは必要になりますが
如何なる構図でもバランスが取れるようになります。
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ポラリエが手元にないので開発中のジンバルシステムに
改造した自由雲台をつけていますが小型赤道儀ほどバランスは大切と思っています。
今回の改造は設備があれば簡単な作業なので
バランスシャフトも含め格安でご提供できないか検討いたします。
今回は手持ちのSLIK製品を改造しておりますが
一度分解するため現行品で同様の改造ができるかは不明です。
近日中に現行商品を入手して結果をお知らせいたします。