本日,新疆ウイグル自治区での日食観測から無事に帰国しました。
日食の結果はタイトルのとおりで
ポッカリ浮かんだ雲に皆既寸前の太陽を隠されてしまいました。
奇跡的に雲から太陽が顔を出した,6年前の南豪日食と全く逆のパターンでした。
実は,オリンピックの特別警戒のためか
中国当局の指示で直前に観測地が変更になりました。
私達は三塘湖で観測予定でしたが,私達を含む約500人はそこから
北東40kmの皆既帯中心付近の観測地にまとめられ,移動の道中も
パトカーが先導したうえ途中で2度も検問される物々しさでした。
ほぼ快晴でありながら,たまたま通った雲に阻まれた事から
観測地が変更にならなければ結果は変わっていたのでは?
と思われ残念でたまりません。結果論ですけどね。
上の写真は観測地まで向かう様子です。こんなに良い天気でした。
こんな事があるから日食は面白いんだと自分に言い聞かせ
2年後のイースター島日食に向け気持ちを切り替えることにします。
でも,25人の仲間での10日間の珍道中は本当に楽しく
ハミ瓜やレイシなどの美味しい果物も一杯食べました。
特に良かったカシュガルは不穏なニュースが報じられていますが
拡大しないことを祈っています。