20年ほど前(UDS-88時代)からモータードライブ用のコネクターとして
ずっと使い続けているのが多治見無線電機製のワンタッチコネクターです。
産業用で高価ですが,小型で信頼性が高い上,脱着も容易です。
何よりも嬉しいのがケーブル締め付け部がモータードライブに使うケーブルサイズ
にマッチしており確実に固定できる事です。
コネクターがケーブルサイズに対して大き過ぎ,ここにビニルテープを巻いた
ものもありますが,長く使ううちにケーブルの被覆が抜けて心線がむき出しに
なったものも見かけます。
で,今回このコネクターをビクセンMTシリーズ換装モーター用に採用しましたが
問題は,モーターからのリード線はモーターハウジングを貫通してコネクターに
ハンダ付けしなくてはならない事です。
そこで,お客様での交換を容易にするため発明?したのが切り欠き付き変換金具で
配線済みのコネクターをモーターハウジングの穴に通したあと
ケーブルを金具の切り欠きに通せば簡単に交換できます。
AGS-1S用の,MT-1及びMT-2,3,4の換装モーターにはこのコネクターが附属します。
この金具はフライス加工品で,DINコネクターが7個も買える値段ですが
DINコネクターの使い辛さから解放されるなら安い!と思うのは私だけでしょうか?
手前中央が今回採用した高級コネクターで,左がDINコネクターです。