タカハシのP-2は小型ながら強度・精度とも優れた赤道儀です。
ピリオディックモーションは±5秒角程度でNJPと大差なく
耐荷重も400mm程度までのガイド撮影なら余裕です。
何度かオーストラリアにも持って行ったお気に入りの赤道儀ですが
唯一の?欠点は極軸望遠鏡が非常に覗き難いことです。
アイレリーフは極端に短いうえ,三脚台座に近いため非常に
見にくいのです。
また同極望は視度調整がないので(タカハシの極望は全て?)
老眼が入った私の目では視度が少し合わなくなってきました。
以上の欠点を一気に解決するのがカメラのアングルファインダー
です。
簡単な改造で済むので以前からずっと作ろうと思っていましたが
やっと実現しました。使ってみると本当に便利です。
楽な姿勢で見られることもですが,微妙な視度調整が出来るでの
暗い星を導入する南天では重宝するでしょう。
今回流用したアングルファインダーはオリンパス製です。
小型で使い易いのですが,像は鏡像になります。
北天は注意しないと勘違いしそうですが,南天なら全く問題ないですね。
(キヤノンのは鏡像ではありません)
また,対物側に極端に小さな絞りが入っています。
この絞りと倍率切替機構などは取り除いています。
(オリンパス製だけかも知れませんが,この絞りがあると
視野がかなり暗くなります)
左が加工後,右がオリジナルです。