私自身のことですが,今年の日食はフォーサーズのカメラで撮ろうかと思っています。
私が思う日食撮影においてのフォーサーズのメリットは
1.アスペクト比が3:4なので,横長のAPS-Cやフルサイズより自然である
2.ミラーが小さくシャッターショックが小さい
などですが,今年の日食に限ってはさらに
3.イメージセンサーが小さいので拡大撮影に向いている
4.フォーサーズを採用しているオリンパスのカメラは背面のモニター角度が
自由に変えられることも重要です。
今年の日食は,多くの方は上海近郊に遠征されると思いますが
夏場の上海近郊は,晴れていても影ができないほどドンヨリした天気です。
昨年のウイグル自治区の日食の際
行き帰りに立ち寄った時もまさにそんな感じでしたし
現地に長く住む日本企業の方に聞いても同じです。
人工的な影響もあるのでしょうが,上海近郊の内陸でも変わらないようで
自然現象なのでしょうね。
私たちはできるだけクリアーな空を求めて上海の沖合で観測しますが
沖合だからと言っても条件が飛躍的に向上するとは思えない気もします。
そのようなドンヨリした空なら外部の淡いコロナは期待できないのでは?
やや長めのカメラで明るい内部コロナを狙った方が絵になると思います。
写真のFC-60は焦点距離500mmでフォーサーズだと
35mmフィルム換算1,000mm相当となるので内部コロナ狙いにはベストでしょう。
また,今回の日食は高度が高いのでモニターの角度を変えられる
オリンパスのカメラはピントや構図確認に便利でしょう。
常時ライブビューが使える事もありがたいです。
これに明るいところでモニターを見やすくするフードを作れば完璧ですね。
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