軽量かつ高精度な鏡筒バンドは,アルミの板から切りだして作っていますが
その形状から材料のほとんどが切り屑になってしまいます。
実に材料の90%近くを無駄にしているのです。
今までに商品化した,68,80,95,125mmバンドは加工代の観点から
異なったサイズを1枚のアルミ板から切り出すことはできませんでしたが
計画中のイプシロン180ED用はあまりにも巨大なため
切り抜いた部分でも余裕でFSQ-106ED用の125mmバンドが作れます。
また材料手配~加工の段取りも効率化され
トータルではかなりのコストダウンがはかれるので
FSQ-106ED用とε180ED用を同時製作することにしました。
完全に真円加工されたバンドで2カ所を固定するので
バンド幅は強度的には小口径で採用している12mmでも問題ないのですが
鏡筒径が大きい場合はバンドの幅が薄いと鏡筒に対して
バンドが倒れるおそれがあるので20mmを予定しています。
同じ板から切り出すのでFSQ-106ED用のバンド幅も前ロットと同じ20mmとなり
HPのNEWSで紹介した内容と異なりますが
結果的に前ロットから材料費相当の約20%のコストダウンがはかれます。
メインプレート付きで30,000円弱を予定しています。
写真は68,80,95,125mmの各バンドと計画中のε180ED用の図面に
FSQ-106ED用を書き込んだものです。
なおFSQ-106ED用の場合,バンド幅20mmと12mmでの重量差は200gです。