EM-10(11),EM-200用の廉価版自動導入モータードライブを開発中です。
開発コンセプトは,安価,赤道儀本体内蔵,エコ,そして必要充分な機能です。
価格はモーターも含めた一式で59,000円!(EM-10用,お客様で交換の場合)
また69,000円で自動導入ソフト(Sper StarⅣ)とのセット販売も行います。
価格にはパソコン接続用のUSBケーブルやオートガイドケーブルも含みます。
(オートガイドケーブルはSBIG互換機種用,他は別途ご購入となります)
交換に自信がない方は,8,000円(EM-10の場合,送料は別途)で行います。
また同時にオーバーホールをご希望の場合は
交換も含め18,000円(EM-10の場合)です。
回路部のユニットは赤道儀ハウジングに全て内蔵し
パネル面の出っ張りも最小に抑えるのでスマートです。
パネル面のレイアウトはサイズの制約で窮屈ですが
USB端子やオートガイダー接続端子を配置しています。
また,AGSシリーズ共通のオートガイド状況を確認するLEDや
キャリブレーション信号でガイド速度に切り替わる機能も有します。
ハンドコントローラーはお手持ちの純正品を使用します。
切り替えスイッチの構造上,速度設定は一部制約を受けますが
実使用には支障がないようにしています。
できるだけ既存の機材を活用する事で,安価かつエコを目指しました。
導入速度は,特注モーターの採用で250倍速です。(12V駆動)
パソコンを使った自動導入の場合,目標の近くの恒星を基準星とするので
必要充分な速度でしょう。
また恒星時駆動周波数は80PPS。
滑らかなマイクロステップですので惑星の高倍率観測でも問題ありません。
EM-10(11)用は11月初旬発売開始,EM-200用は2010年1月発売予定です。
EM-200の価格は後日正式に発表しますが,70,000円弱を予定しています。
EM-200の場合,現状のAGS-1Sのハイブリッド仕様との比較では
最高速度で1/2,トルクも少し落ちますが,通常の使用では必要充分です。
手動速度設定に関して
純正コントローラーの速度設定スイッチは,状態を保持するタイプですが
自動導入時やオートガイド/キャリブレーション時はそのポジションを無視
して見合った速度とする必要があります。
上記機能を満足するよう自動導入・オートガイド優先としていますが
そのため手動での速度設定は純正とは異なります。
詳しくは後日アップする商品のページでご説明いたします。
またパワーユーザー様の手でAGS(E-ZEUS)をASCOMに対応するソフトを
開発されておりますが,AGS-1Xは上記の関連で一部E-ZEUSの標準仕様
とは異なるインターフェースを採用しています。
ASCOMに対応するかは不明です。