これからの季節,暖かい室内や車の中からリモート撮影ができると本当に楽ですね。
そこで,最近のブログ内容と重複しますが
リモート撮影に必要な3つの機能について触れてみます。
1.自動導入機能
目標の天体を自動導入できないとリモート撮影は始まりませんね。
導入のみならずわずかな構図の変更にも便利です。
2.高感度なオートガイド機能
目標天体の導入後,オートガイドで撮影に移行しますが
ガイド星を探すのにガイドマウントが必要だったらリモート撮影はできません。
高感度な冷却CCDを使ったオートガイダーなら目標天体の導入後や構図を変えた後でもパソコンのモニターにはガイド星候補が一杯写っています。
パソコン上で適当な星をガイド星として選択するだけでオートガイドに移行します。
3.リモートフォーカス機能
対象の導入~オートガイドの準備がすんだら最後はピント合わせです。
オートフォーカス機能があれば最高ですが
PC経由で手動で操作できるだけでも遠隔撮影が可能になります。
以上3つのうち,1つでも欠けるとリモート撮影はできません。
またそれぞれがバラバラでも使い勝手の悪いインターフェースになります。
既に実現している,自動導入後ガイド信号が入ると自動でガイド速度に切り替わる機能や赤道儀とフォーカス操作を統合したハンドコントローラーの開発など
より使いやすいシステムの構築を目指します。