開発が遅れていたリモートパワーフォーカッサー(RPF)は
2010年早々,第一段として
MEADEのシュミカセ用マイクロフォーカッサー対応の
コントローラーを発売いたします。
USB経由でパソコン上から操作できるので遠隔撮影が可能となります。
”取って付けた”ようなフォーカッサーに納得が行かずいろいろ物色した結果
MEADEのマイクロフォーカッサーに行き着きました。
MEADEのマイクロフォーカッサーはDCモーターを使用していますが
対荷重や繰り出し性能の評価を行った結果,充分実用になると判断しています。
最小駆動量は10ミクロン以下で,DCモーター特有のオーバーランは
駆動回路でブレーキをかけるので無視できる量になっています。
ただし,バックラッシュは大きいので片側からのピント合わせとなります。
コントローラーは操作時のみ通電されるので外部電源は不要です。
(内蔵電池で駆動します)
ソフトは全くのオリジナルですが,ASCOM対応については現時点では不明です。
AGS-1B以上の自動導入モータードライブでは,赤道儀の操作用のコントローラと
フォーカッサーのコントローラーの統合も視野に入れています。
写真は屈折鏡筒用として取り付けた状態です。
たぶんこのようなご要望が一番多いと思いますが
写真のFS-60(Cではありません)やFSQ-106EDではピントが合う事を確認しています。
ただし,フラットナーやレデューサーとの同時使用はできないものと思われます。
必要光路長は約70mmストロークは約10mmです。
基本的にMEADEのマイクロフォーカッサーとセット販売を計画していますが
既にフォーカッサーは所有されいて,LX-200のコントローラー故障で
フォーカッサーが使えない方や,フォーカッサーをご自身で手配される方のために
コントローラー単体(ソフト含む)でも販売します。
また,FS-60やFSQ-106ED等,一部のタカハシ製鏡筒用の接続リングは
準備する予定です。
なお,マイクロフォーカッサー本体は純正のままで一切改造は行いません。
コントローラー単体での販売価格は15,000円程度を予定しています。
HPでご紹介している「合焦ノブ部をステッピングモーターで回す仕様」も
追って発売します。こちらは取って付けたような外観になりますが
一式で30,000円程度と格安での販売を予定しています。