今週は自宅屋上にドームを据え付けました。
ドームは年末に届いていたのに,多忙で先延ばしにしていましたが
最近NHKで見たハッブル宇宙望遠鏡に刺激され?重い腰を上げました。
導入したドームは国際光器様扱いのPOD
完全にキット化されているので大人2人で組み立てられます。
各パーツは屋上までロープで吊り上げました。
材質は化学的に安定しているポリエチレン製なので耐久性は高いようです。
このドームは重機なしで据え付けできるうえ安価でもありますが
選んだ一番の理由は,写真のように1/4球の開閉ができるためです。
一般的なスリット式のドームの場合,長時間露出や鏡筒の東西入れ替え時など
ドームを回転させる必要がありますが
2m程度の小型ドームでは望遠鏡とスリットの距離が近いので
常にスリットでのケラレを意識しなくてはならないようです。
個人的にはスライディングルーフが好きなので,スライディングルーフと
ドームの中間的な使い方ができると考えました。
ただ1/4球状態で開閉なので天頂付近を見るには赤道儀をオフセットして
据え付けなくてはなりません。実際に設置するまで心配でしたが
写真の15cm屈折程度ならオフセットしても筒先がドームに干渉することはないようです。
今日も日中に色々機材をセッティングしましたが
昼間のドーム内は明るい室内と言った感じで作業にはもってこいでした。
私の場合,雨天時のオーバーホールの洗浄作業に使う予定があるので
これが一番のメリットかも知れません。ポリエチレンは耐薬品性も高いので!