昨日に引き続き冷却CCDカメラ関連ですが
Atikの383L+はバックフォーカスが17mmと短いので
フィルターホイールとカメラマウントの接続部を少し工夫すれば
フランジバックの短いカメラレンズでもLRGB撮影ができそうです。
高性能のカメラレンズならKAF8300の持つ能力を引き出せると思うので
実写は少し先になりそうですが超広角レンズで夏の銀河を狙ってみます。
ところでAkikのカメラはノーズ部が円形ですが
この383Lや11000は90φなので私のオリジナルの鏡筒バンドがそのまま使えます。
カメラにW1/4インチネジもありますが
バンドの場合,カメラが回転できるので構図取りが容易になります。
なおこの改造は個人のテスト用として特別に行ったものです。
マウントは極限まで薄く加工しているのでレンズのロックが使えないことや
フィルターホイールに直接加工するなど
商品として販売できるレベルものではありません。
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消費電流も比較的小さいのでバッテリーでの運用も可能ですが
電源に関する実機テストを行いましたので記します。
消費電流は12Vで最大1.8Aです。冷却していない時は0.35A。
外気温-40度Cに設定した時は(室温約25度Cで設定-15度C)
80%ほどのパワーで制御しました。
PWM制御ですので,短時間でON-OFFを繰り返し正確で安定した制御です。
風量の大きいシロッコファンは冷却能力が高いように感じます。
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なお,写真のAtik純正フィルターホイールは31.7mmのねじ込み式ですが
IDASの31mm枠無しフィルターを使えるアダプターを作りました。
ゴーストレスのRS-2フィルターが使えます。(31.7mmねじ込み式も同時に使えます)
有効径は28mmほどですが写真のようなカメラレンズの場合蹴られは無いと思います。
このアダプターは多めに作りましたので余剰があります。
興味のある方はご連絡ください。