昨日の写真で片側が大きく流れたのは,やはり主鏡の光軸ズレが原因のようです。
ファーストライト時はあまり気づきませんでしたが接眼部にカメラなどの
荷重がかかったことでバッフル(=主鏡)が僅かに傾いたのかもしれません。
接眼部から覗く簡易的な方法で主鏡を調整し,テスト撮影したのが上の写真です。
周辺部は昨日よりかなり良くなっています。
ただ今夜はシーイングが悪いためか微光星は昨夜よりぼけていますね。
雲が多くなったので撮影は止めて,星を見ながらさらに主鏡の光軸を
追い込みました。
簡易的な方法で調整しただけでは実際の星で確認するとまだずれています。
また焦点付近で中心の明るい点が中心から外れるので
副鏡の光軸もずれているようです。
これも焦点付近の星像を見ながら調整しました。
観測所の40cmカセグレンもそうですが
接眼部から同心円になるように調整しただけでは眼視に耐える調整はできません。
眼視に耐えれば写真には問題ないと思うのですが
調整と試写を繰り返し検証するしかないと思っています。