私はカメラレンズでの撮影が好きですが,一般的にはカメラレンズは
鏡筒バンドで固定できないので,屈折望遠鏡のように鏡筒バンドの上面を使った
親子ガメ式でのガイド撮影ができません。
(写真は特例?でカメラレンズをバンドで固定し親子ガメ状態ですが)
そうなるとカメラレンズは,プレートを使ってガイド鏡と並列に並べる
しかありませんが,そうすると子午線越え時にプレートが
赤道儀などに干渉するケースが増えてしまいます。
そこで思いついたのがアリガタプレート先端の裏面(カメラレンズの下側)
に超小型のガイド鏡をつけることです。
ガイドテストなので取付位置は違いますが
ペンシルボーグ(2.5cm:Fl175mm)と小型のオートガイダーを組んでみました。
結果が良ければさらに小型の2.5cmFl125mmのファインダーでも試してみます。
カメラレンズの場合,焦点距離は長くとも500mm程度です。
一般的にガイド鏡の焦点距離は,撮影側の半分程度で十分と言われているようですが
私の経験ではもっと短くても問題ないと思っています。
と言うのは先日ブログで紹介しましたが,観測所の40cmF12のファーストライト時に
4,800mmの焦点距離を400mmでガイドしてみましたが目立ったガイドミスは
なかったからです。
(光軸調整中であったこと,ピントの追い込み不足やシーイングの影響などで
星像は肥大しているため上記が完璧なガイド状態かどうかの判断はつきませんが)
10分の1は極端な例ですが,500mmのカメラレンズなら4分の1の125mmでも
全く問題なくガイドできそうな気がします。