前回,赤道儀の「持ちやすさ」を取り上げましたので
今回は同じ思想で作られたピラー脚についてご紹介します。
このピラー脚は3本の脚部などをピラー内部に収納できるので持ち運びが楽なうえ
収納に場所をとりません。(ピラー底面はフラットなので立てて保管できます)
運搬用のキャリングハンドルをつけているので片手で楽に運べます。(一式15kg)
組み立ては3本の脚をピラー底部に差込み,ターンバックルで締めるだけなので
工具は不要で短時間でセッティングできます。
ターンバックルで強いテンションを与える事でピラー特有の微振動を低減しています。
(ターンバックルは方向が替わると締めつけ回転方向が変わるので
ハンドル部に上下の目印用切り込みをつけています)
赤道儀の接続部はテーパーリング状になっているので上部から赤道儀を落とし込み
ローレットネジで固定するだけです。この部分で大まかな方位の調整もできます。
このピラー脚は単体発売を予定しています。
上の写真は手持ち赤道儀用のアタッチメントを試作したもので
ビクセンAXD,タカハシEM-200,ペンタックスMS-4用などをラインナップ予定です。
なお接続部がピラーと同規格のポータブル三脚(PTP-3)も併せて開発中です。
概略仕様は以下のとおりです。
・重さ:約15kg
・赤道儀搭載面までの高さ:約870mm
・ピラー直径:160mm
・材質:硬度の高い特殊アルミ材(エンジンシリンダー用ホーニングパイプ)