以前のブログで少し触れていますが
K-ASTEC特注仕様のフラット三脚を計画しています。
上図は三脚メーカーから届いた承認図で,既にサンプル品を製作中です。
市販されている大型三脚は4~5段のものばかりで
全段伸ばさない天体撮影での使用に限っては無用の長物と感じていましたので
特注で1~2段のものを作ることにしました。
1段当たりを長くして段数を減らせば,伸ばさずに使えるため強度を損なわないうえ
使わない段をなくすことで重量も軽くできます。
サンプルは2段式とし
さし当たり図の寸法で作っていますが収納長が約700mmになります。
この長さは天体撮影時は強度最優先で伸ばさずに(伸ばすのは水平調整程度)
一般撮影では最大に伸ばせば実用になるように考えました。
(フラット三脚なのでエレベーター機能はありませんが
一般撮影ではセンターポールを併用する事で高さを稼ぐことはできます)
収納時の700mmは,海外遠征に使われるようなスーツケースに
対角線方向なら入ると思いますが,フラット三脚のメリットが薄れてしまいそうです。
短いと,天頂付近の構図を取ったり極望を覗くときに大変なので700mmとしましたが
商品化する場合は,もう少し短い方が好まれるでしょうか?
車での移動がメインなら実用性を優先した700mm程度は妥当とも思いますが。