昨日ご紹介しました海外遠征用カーボン三脚ですが,その実力を評価するため
この三脚では最大と思われる撮影システムを搭載してみました。
三脚には,18kg程搭載していますが充分に実用になる強度です。
特に強風下でなければ300~400mm程度のガイド撮影は全く問題ないでしょう。
海外遠征の場合,極力まで荷物を軽くするために
バランスウエイトやアリガタ・アリミゾ類は持って行きません。
ウエイトシャフトも重いので軽量なアルミパイプに交換します。
それらで5kg程度軽減できて13kg。これにカーボン三脚を加えると14kg程度です。
オーストラリアの場合はこれにスーツケースや身の回り用品の重さを加えると
少し制限をオーバーしそうですが,団体や家族同伴のツアーなら何とかなりそうです。
三脚を1~2kg軽くする意味があるかは考え方次第ですが
軽くしても性能が犠牲にならないのあればければそうしたいものです。
遠征の度に重たい機材と格闘していますので。
この三脚は開発中の軽量赤道儀用としてもご使用いただけます。
当初,MC-100として紹介しておりましたが
軽量化のためややサイズダウンして開発中です。
名称もAstroDreamTechで生産する海外仕様は「Lotus」に変更しました。
国内組立てのK-ASTECオリジナルは(名称は未定)は6月には発表できる予定です。
三脚が予想以上に軽量化できたので,赤道儀の軽量化にも力が入ります。
三脚同様に性能を犠牲にすることなく極限まで軽量化しますのでご期待ください。
目指すのは,100~200mmの望遠レンズ+冷却CCDカメラ+ガイドシステム
それらを搭載する自動導入赤道儀と三脚など機材一式で10kg。
写真のシステムはEM-10,FCT-76(FSQ85EDとほぼ同じ重さ),冷却CCDカメラ
ガイドシステムとアリガタ・アリミゾで,ウエイトは3.7kgです。