GF50赤道儀は極軸方向に長い“筒”のような形状を採用しているので
背が低く,赤道儀の三脚取付面と望遠鏡やカメラの取付面はほとんど
同じ面になります。(赤道儀固定面の延長線上にカメラ取付面がきます)
これは三脚頂部から望遠鏡やカメラまでの高さが低くなるので
三脚の振動や撓みの防止に貢献します。
また南側に大きくオフセットしたことで
カメラをつけた状態での重心位置は,ほぼ三脚固定部と合致します。
これも三脚に偏った荷重がかからないので撮影中の撓みが防げます。
写真のようにカメラを取り付け
床に置いただけでカメラの回転も含め如何なる構図でも転びません。
GF50は低重心と,ほぼ完璧な重量バランスに加え
三つの回転軸(極軸,赤緯軸,カメラ回転軸)がクランプでフリーで
止まる程のバランスを実現しました。
(RR-110併用時,カメラやレンズの重さにもよりますが極軸側は
若干のアンバランスが発生します)
ポータブル赤道にとって良好なバランス(アンバランスを無理に固定しない)
が歩留まりの高い写真に繋がると思います。