今回の金星日面通過は,接食時に起きるとされている
ブラックドロップ現象(夕日が海に沈むとき海面とつながるのと同じように見える現象)と
オレオール現象(金星が全て太陽の前にかかる前(後)に金星の大気が光る現象)
を撮影するため15cm屈折を使い拡大撮影しました。
何れも金星の大気による現象とされていますが
最近ではブラックドロップ現象と金星の大気の因果関係は否定されたようです。
地球の大気や光学系の収差でそのように写るとのことで
私の写真でも明瞭なブラックドロップ現象は確認できません。
また,オレオール現象については全く確認できませんでした。
朝からほぼ快晴で,第二接触はほとんど雲の影響を受けなかったのですが
11時頃から薄雲に覆われてしまいました。
上記の現象は高度が高い第三接触時に狙っていたので少し残念です。