MTS-3SDIを採用した赤道儀の自動導入改造については
11月からの受注再開に向けて準備を行っておりますが
タカハシEM-10用とビクセンGP/SP用について状況をご紹介いたします。
まずEM-10用ですが次回からはUSB対応となります。
赤道儀に設置するパネル内にシリアル(RS-232C)→USB変換器を内蔵するので
直接USBハブなどに接続できます。
また,MTS-3SDIは1本のケーブルで赤道儀と接続するだけなので
取り回しが楽になります。(写真のパネルは試作品です)
上の写真のように小型ガイドシステムで撮影する場合など
トッププレートにUSBハブを設置すればケーブルが絡まるトラブルを軽減できるうえ
赤道儀側のUSBとガイドケーブルを抜けば
カメラやガイド鏡はケーブルを接続したままでアリガタ/アリミゾで脱着可能です。
次はビクセンGP/SP用ですが,専用モーターをお客様で交換していただく
材料セットとして販売いたします。
現在ご使用中のMT-1のハウジングはそのまま流用するので
お手持ちの資産を活かせその分安価になりす。
モーターケーブルのハウジング貫通部はコネクターを採用しているので
お客様で簡単に交換ができます。配線作業は不要です。
セットに含まれるのは,MTS-3SDI,ケーブル,モーター,ギヤです。
(モーターはMTS-SDIとのマッチングが良い特注品です。
またモーター側のギヤもシャフト径の関係で特注品となっております)
EM-10用,GP/SP用ともPM型ステッピングモーターを採用しているので
導入速度は150~200倍程度ですが撮影には十分と思います。
両機用とも振動と消費電流が小さい(恒星時駆動時約250mA)のが特徴です。
発売開始は何れも11月25日からで,価格はGP/SP用の材料キットが75,000円
EM-10用は組込作業まで含め87,000円です。
上記にはパソコン接続ケーブルやオートガイドケーブル(RJ11仕様)も含みます。
なお,EM-10については以前の改造(77,000円)からは差額相当(10,000円)で
アップグレードを行います。
以前,MTS-3SDIの入荷が滞った経験から
今回はMTS-3SDIを手配できた数量のみ受注します。
10台は既に確保しているので,EM-10,GP/SP合わせて10台までは
上記スケジュールで受注できますがその後は未定です。
早期の購入(改造)をご検討の方は,ご予約いただけると幸いです。