今話題の素子,KAF-8300を搭載したAtik製冷却CCDカメラが発売されました。
田中光化学工業様で,このAtik383L+のイニシャルセールが実施されています。
セール期間の2月末日までは通常価格498,000円を399,000円でのご提供です。
K-ASTECでも同条件にて取り扱いを開始しました。
KAF-8300はダークノイズが低いことや,画素サイズが小さいので(5.4ミクロン)
シャープな光学系であれば短焦点でも迫力ある写真が得られます。
AtikはそのKAF-8300の性能を小型・軽量ボディに凝縮しています。
重量500g,消費電流12V0.8Aは移動観測者にとって大きな魅力。
ダウンロード時間が短いことも大きなメリットです。
また,冷却ファンの性能はあまり表面化しませんが
実際に使うと騒音や振動が気になるものです。
Atik383L+は,特に冷却効率を上げるため独自に設計したファンを採用し
低振動でありながら充分な風量でヒートシンクを効率よく冷却します。
ファンは出っ張りはなく完全に内蔵です。
さらに,オフアキシスガイダーが純正のオプションとしてラインナップされているので
ガイド用のCCDとの光路長などに気を使う必要がありません。
このオフアキシスガイダーは光路長が短い(22mm)フィルターホイールと直結できる上
Atik383L+とガイド用カメラのAtik16IC全てセットした場合でも
総重量は1.4kgと軽量です。
カメラが軽量なことで,接眼部のたわみや全体のバランス崩れが軽減されます。
これは写真撮影の成功率に大きく貢献します。
■Atik383L+の主な仕様
・撮像素子:KAF-8300搭載 モノクロ830万画素
・冷却能力:約-40℃
・ダウンロード:約6秒間(1x1ビニング時)
・重量:500g
・メカニカルシャッター搭載
・読み出しノイズ:7電子
・電源:DV12V,0.8A
Atik383L+はフィルターホイールを含めてもデジタルカメラ並みの重さです。
軽量で高性能な冷却CCDをご検討の方,この機会にいかがでしょうか?