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・Atik-383L+ -15度C,15分露出の4枚コンポジット,ダーク,フラット補正なし
・タカハシTOA-150+TOAレデューサー,バーダーHαフィルター(7nm)
・MXⅡ赤道儀,Atik-16ICでオフアキシスガイド
一昨日のペリカン星雲と一緒に撮ったカシオペア座のNGC281です。
現在,TOA0-150に試作したフォーカサーはMAMIYAのAPOレンズ用に使っているので
ファーストライトは手でピント合わせしました。
F値が5程度なので手動でも何とかなるのですが,ピント調整時は常に
ドローチューブクランプを締めたり緩めたりせねばならず面倒です。
そこで早速ドローチューブのツマミ部にモーターを取り付けました。
モーターと取付け金具類は赤道儀用の流用ですが
ハーモニックドライブとタイミングベルト駆動なのでバックラッシュはありません。
もちろんクランプしなくともカメラの重量でズレ落ちることはありません。
小口径望遠鏡のラック・ピニオン式ドローチューブは,構造上回転や遊びがあるため
電動化してもバックラッシュが多くて使いにくいのですが
TOA-150のドローチューブ部はしっかりした作りなので充分実用になりそうです。
今回のフォカサーは計算上,モーター1ステップ約1μm駆動します。
繰り返し再現性は10μm以下のなので,20~30μmオーダーでのピント調整はできそうです。
また,β-SGRでもコントロールできるのでセミオートフォーカスやフォーカス解析も行えます。