今月は先月のMC300赤道儀に続き,MC500を輸入しています。
先にこのブログや胎内星祭りでご紹介したMC500は1つ前のロットでしたが
今回からはMC300と同じカラーリングになります。
ウォームホイールの材質やピラーの形状もMC300と同じものに変えています。
MC300と並べて撮るとその大きさが際だちます。
MC300のピラーの太さは160φですがMC500は200φです。(赤道儀搭載面は260φ)
これもピラー一式がメインシャフト内に収納できるので
重たいのですがハンドルがついているので短時間なら片手で持てます。
MC500を移動で使われる方は少ないと思うので安価な据付け用ピラーも準備します。
逆に国産大型機種の移動用ピラーとして単体発売も検討しております。
MC500の鏡筒取付部は直径が212φありますが
そこにつけるプレートはオプションとなり,お客様の仕様に合った穴加工を行います。
据付でのご使用を想定しているので極軸望遠鏡はオプションです。
(極軸望遠鏡をつける場合はキャップの形状が変わります)
またウエイトは約7kgが2個付属しますが必要に応じて追加できます。
価格は赤道儀本体が920,000円,写真のピラーが175,000円です。
(2012.1月から価格改定予定)
据付用ピラーは高さ等オーダーメイドになりますが上記より安価です。
重さは赤経体31kg,赤緯体23kg,ピラー22kg,ウエイト7kg(1個当たり)
MC300,500のウォームホイールはアルミニウム青銅製ですが
「アルミ」と名がつくと柔らかいイメージかと思います。
ホイール材として国産で一般的な砲金は,鋳物で作るのに適した材料ですが
丸棒から削り出す場合はアルミニウム青銅の方が適した材質です。
砲金や真鍮と同じ様に銅合金ですが,固くて粘りがなく切削加工性が良い材料です。
上の写真で真鍮のように見えるのが,MC300,500用のアルミニウム青銅製ホイールで
左手前はJシリーズ用亜鉛合金製ホイールです。いずれも赤緯軸用です。