EM-10/11のMTS-3自動導入改造については
現在第1ロットのご予約を受け付けております。
ご予約は1月末日までで,第2ロット以降の予定はこちらをご参照ください。
EM-10/11もビクセンのSX系同様に
MTS-3と赤道儀の接続は,赤道儀に取り付けたパネルとケーブルで行いますが
MTS-3は小さいので通常のハンドコントローラーと同じ感覚でご使用いただけます。
ただ,撮影のみの目的でパソコンを使って赤道儀を制御する場合は
ハンドコントローラーは使わない(接続しない)方も多いと思いますので
以下の写真ような改造も検討しています。
偶然ですが,MTS-3の基板はEM-10/11の側面パネルにジャストフィットしました。
この場合,作業が簡素化でき標準仕様に比べコストダウンが図れますので
ハンドコントローラーは使わない方には魅力的かと思います。
写真はMTS-3のパネルをつけていますが,商品化する場合は専用のパネルとして
パネルの下面に電源・オートガイド・パソコン接続用コネクターを配置します。
操作しづらいのですが,赤道儀側面には4方向の操作ボタンもあるので
その気になれば?アライメント時には使えますので
ハンドコントローラーが全くないより安心かと思います。
システムがシンプルにまとまる上,赤道儀側面への出っ張りも全くないので
移動には便利と思います。
標準仕様の改造は一式で77,000円です。
(パソコン接続,オートガイド(ST-4互換)ケーブル標準付属)
MTS-3内蔵仕様はこれから検討しますが,できれば6万円台でのご提供を目指します。
EM-10/11用は特注のギヤヘッド付きPM型ステッピングモーターと換装します。
PM型なので導入速度は200倍程度ですが,ギヤヘッドつきなので赤緯側は
駆動時以外は電流を遮断できます。
そのため消費電流が小さくなっていることも移動観測にとっては大きな魅力です。
(恒星時駆動時,12Vで約250mA)