レボルビング装置は大きく分けて
写真左の「ジンバル雲台式」か,右の「パノラマヘッド式」との
セット販売も行っていますが,どちらを選択するかお迷いの方もいらっしゃるようです。
レボルビング装置を必要とする,広角~標準レンズでの撮影や
上の写真のように望遠レンズや天体望遠鏡で日食を撮る場合は
どちらかと言えばバランスウエイトが不要な「ジンバル雲台式」が便利かと思います。
ただジンバル式の場合,アーム長が短いので
写真のような望遠レンズなどでは天頂より極側には向けられません。
11月の日食でオーストラリアに遠征される場合
この時期に撮影好機な大マゼラン雲を望遠レンズでは撮れないのです。
(時期外れですが南十字付近の銀河も極に近いので撮れません)
大マゼラン雲は明るく短時間の露出でもそこそこ写るので
望遠レンズで狙ってみたいのに対象へ向かないのは悲しいですよね。
その様な事から日食遠征に使われるのならパノラマヘッド式をお勧めいたします。
2kg程度のバランスウエイトは必要ですが
写真右のFC60の例では赤道儀・ウエイト・三脚・カメラなど全てで約10kgです。
この程度ですと重量制限が厳しいオーストラリアでも安心です。
写真の軽量三脚に対するお問い合わせをいただいておりますが
申し訳ありませんが再販の予定はありません。
ただ,これに代わる三脚(2段式のフラットタイプ)を商品化できないか模索中です。