H-40用のガイド鏡とPictor201XTの組み合わせは主に海外遠征用として
重宝していますが今回,高感度のオートガイダーと組み合わせてみました。
Pictor201XTは感度が低いのでガイドマウントは必須でしたが
今回のシステムでは不要です。
一つは,接眼部キャップ部に付けるタカハシ純正のNCAと言うカメラアダプター
経由でオートガイダーを直付けしています。
ネジ込み部はM42P0.75ですのでそのままつきます。
ピントは確認しながら,NCAを旋盤で切りつめて調整しました。
接合部は全てねじ込みなのでガタの心配はありません。
最近5cmのファインダーを流用した同様のシステムがよく紹介されています。
焦点距離200mm程度ですがその2倍ほどまでなら問題なくガイドできます。
これで充分ですが,写真のようにカメラ用望遠レンズで撮影する場合
対象の導入や自動導入のアライメントのためのファインダーが欲しくなります。
そこでもう一つはファインダー機能付き。
本来ファインダーなのでおかしな表現ですけどね。
H-40のガイド鏡は鏡筒長を短くして途中にビクセンのGA-2で光路を分割しています。
GA-2は直角側の光量が2/3ですのでこちらにオートガイダーを付けています。
直視側には古いカートンの極軸望遠鏡の視野照明装置付きアイピースをつけ
約10倍のファインダーとなります。
対象の導入やアライメントとオートガイドを1本の鏡筒で行え非常に便利です。
なお,使っているのはH-40のガイド鏡ですがタイトルをファインダーガイド鏡としたのは
H-40のガイド鏡は本来は9×40mmのファインダー用のレンズを流用したものだからです。
40mmF6の分離型アクロマート(後期は貼合わせになりましたが)でとてもシャープ
なレンズです。