昨夜は素晴らしい天気でした。
透明度も良く,自宅でこれほど秋の銀河が見えることは珍しいほどでした。
曇る心配もなかったので放置撮影したのですが結果的にそれが良くなかったようです。
GS-200RCは届いた時に恒星を使って光軸確認を行いましたが
副鏡が少しずれている程度だったので特に調整はしていませんでした。
(接眼部から覗いて主鏡や副鏡が同心円からずれるほどの大きなズレではありまん)
ファーストライトでは四隅が回転状に延びていたので
念のために2インチスリーブなどを再調整してのセカンドライトでしたが
結果はご覧のとおり片側が大きく放射状に伸びています。
F8直焦点なので接眼部のスケアリングが少々ずれた程度ではこれほど伸びることは
考えにくいので光軸がずれたようです。
朝起きてから覗いてみると確かに主鏡と副鏡は同心円からずれていました。
放置撮影なので中央でピント合わせした後は撮影画像をチェックしなかったので
全て伸びた写真となってしまいました。
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GS-200RCの(250も?)主鏡保持はバッフル部で行っていますが
バッフル部と接眼部は一体構造のため
主鏡の光軸調整ネジでは鏡筒(副鏡)に対して主鏡と接眼部が一緒に動きます。
つまり主鏡の光軸と接眼部(=像面)の調整はできないのです。
シュミカセのように主鏡が球面ならこれでも良いのでしょうが
RCの主鏡は球面ではないのです。
疑問はのこりますがFが大きいので主鏡の光軸が合えばそれで充分なのでしょう。
また副鏡にセンターマークが打ってありますが,私の個体はかなりずれています。
副鏡の光軸調整では傾きしか変わらないので,輸入業者に訪ねたところ
センターマークは無視して欲しいとのことでした。
いずれにせよ光軸を触ってみてどのような結果になるかテストしてみます。
原因が光軸か断定はできませんが失敗例としてアップしておきます。
・Atik-383L+ -15度C,10分露出の10枚コンポジット,ダーク,フラット補正なし
・KASAI GS-200RC,バーダーHαフィルター(7nm)
・MXⅡ赤道儀,Atik-16ICでオフアキシスガイド