来月の皆既日食は上海まで遠征します。
その上海に行く前に,ついでと言ってはなんですが
雲南省の昆明から,シャングリラ~東チベットの山々まで足をのばすことになりました。
滞在期間は上海よりもこちらの方が長く,一週間以上になります。
6~7,000m級の山々と人工の明かりが全くない真っ暗な星空は
さぞかしすばらしいことでしょう。
下弦過ぎの月に照らされた雪を頂いた山々と夏の銀河。
なんとしても撮らなければ!
そこで,久しぶりに銀塩で撮影してみました。
目的はレンズの無限位置でのピント確認
それと期限切れのフィルム(E200)がまだ使えるかどうかの確認が目的です。
なんと,カメラボディのシャッターチャージができなくなっていました。
昨年の新疆ウイグル自治区での日食の際は全く異常なかったのに
こんなこともあるのですね。
事前にテストして本当に良かったです。
写真はカメラの修理(全オーバーホール)が済んだ後の6月16日に撮影したものです。
できたポジは異様に赤くカブっていたので最初はフイルムの期限切れの影響かと
思いましたが,余ったコマで撮った一般写真は全く異常ありません。
やはり,透明度がすごく悪かったのが影響したのでしょうね。
カメラも直った上,レンズのピントも確認できたのでとりあえず安心しました。
赤色のかぶりがひどく大した写真ではないのですが,一応データを記しておきます。
(私の画像処理能力では手に負えませんでした)
・PENTAX6×7
・TAKUMA 55mmF3.5開放
・E200(1Push)
・2009.6.16 23:07~40min
・P-2赤道儀自動追尾
・ASTEC 清和高原観測所