極軸望遠鏡やファインダーの視野照明装置は
スイッチの切り忘れや不用意にスイッチが入ってしまったりして
電池切れになることが多いですよね。
そこで今日紹介するのはビクセンのGP赤道儀に内蔵した照明装置で
見てのとおりスイッチはありません。
常に点灯したままですが,もう何年間も点灯したままです。
(いつ付けたか定かな記憶はありませんが,3~4年は経っているようです)
高容量の3Vリチウム電池(全長が32mmのものでないと内蔵不可)と
超高輝度LEDを組み合わせていますが
470kΩの減流抵抗でちょうど良い明るさになります。
3.2VからLEDの順方向電圧を引いた約1.5Vが470kΩにかかっているので
電流は約3μAしか流れていません。
計算上1年間で26mAhしか消費しないので
リチウム電池の容量が500mAhとすれば20年間ほどつきっぱなしになります。
明るさの調整はできませんが特に必要と感じた事はありません。
視野を直接照らす“明視野照明”は僅かな明るさで照らせるので
このようなことができますが
“暗視野照明”の場合,輝度が必要なので連続点灯は難しいようです。
なお,リチウム電池への直接半田付けはあまりお勧めできませんね。
今回紹介するGP赤道儀はボールベアリングやスチール製の極軸を使用した
特別仕様品ですが通常のGP赤道儀でも同じスペースがあります。